イタリア政界のキープレヤー

イタリア政治

イタリア語中級者以上になるとイタリア語のニュースを見ることもあると思いますが、政治制度や、政党、人物などがわからないとチンプンカンプンだと思います。まずイタリアの政治に少しでも親しみを持ってもらうため、何人かキープレーヤーを日本のあの人に例えてわかりやすく語ります。

Matteo Salvini サルビーニ 例えるなら山本太郎(悪人顔、デタラメ政治家)
 もともと極右政党 Lega Nord(北部同盟)出身、右派であるはずであるが、極左(五つ星運動Movimento 5 Stelle以下M5P)とも手を組む(日本で言うといきなり維新の会と共産党が連立を組むというイメージ😱)という曲芸を平気でやってのける。政策には首尾一貫したものはなく行き当たりばったりポピュリズム(EU反対!ワクチン反対!)で多くの国民からは嫌われているが、なぜかいつもキープレーヤーとして動き回っている。

Mario Draghi ドラギ 例えるなら黒田東彦(日銀総裁辞めたら、総理になってしまった!というノリ)
2021年現在 イタリア首相、元ECB総裁(日本では日本銀行にあたる)レンツィの政権離脱により コロナで国難の時に政治空白が生じてしまい。政治経験はないが、リーダーシップという点では、全世界で評価されているドラギに白羽の矢が立った。これからのイタリアの運命は彼にかかっている。

Giuseppe Conte コンテ 例えるなら舛添要一(今は嫌われハゲだけど、新進気鋭の東大の学者だった頃はモテモテだった)
同盟(北部同盟より改名)率いるサルビーニがなんと、M5Pと連立政権を擁立したとき、傀儡として、ルックスの良い大学教授(モテモテである)であるコンテが首相に選ばれた。ところが傀儡どころか、実力を発揮し、一流の政治家として認められるようになる。レンツィが連立を離脱し、首相職は退いたが、今後M5Pと連携して巻き返しを図る。

Matteo Renzi. レンツィ. 例えるなら菅直人(最初は期待されたがばけの皮が剥げてその後ダメダメ)
Firenzeの市長より首相になる。就任時は最年少(ちなみに2番目に若いのはベルルスコーニ 😅)で期待されたが、政治家というよりは政治屋で国民にそっぽを向かれ始めている。コロナ禍の際政権をぶっ壊し、センスのなさを露呈した。

番外編
ベルルスコーニ 例えるなら二階俊博+トランプ(老害、メチャクチャ)
ただのエロオヤジ forza italia(イタリア版 立ち上がれ日本)元党首

その他大統領とか、議会とか色々あるんですけど、またの機会に書こうとおもいます。

In Italian politics now there is a battle between tiger (Salvini) and dragon(Doaghi).

Photo:spcial thanks to Mathew

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