「〜が好き」は実は難しい

イタリア語文法

英語でもそうですが、日本語には単数と複数という概念が希薄(ないわけでない例えば子供、子供たちとか)なので、達人レベルでも本当はよくわかっていないということが往々にしてあります。

例えば英語で「りんごが好きです」はなんていうでしょう?
答えはI like apples.です。 I like an apple.とかI like the apple.とは言いません。

英検1級レベルの達人でも、単純なことが感覚的には身についていないのかもしれません。
非常に興味深い動画で、このように簡単と思われることをわからないということは非常に勇気のいることであり、尊敬いたします。

イタリア語でも同じことですが、もっと難しくなります。
〜が好きだ、というとmi piaceという表現が多用されますが、りんごが好きです、ということを伝えたい、と思ってmi piace ,,,, あっ でも複数だよな
と思い直し、mi piace le mele.などとやって時々イタリア人に変な顔をされます。(正確にはmi piacciono le mele. )
また英語ではあなたが好きです。は単純にI like you.ですが、イタリア語ではmi piaci.となり、なかなかネイティブでない日本には使いこなせない表現です。私はmi piaci. 君は私を喜ばせる→君が好きだよ、と頭の中で変換しないとダメです。これが近過去とか色々なことが関わってくると、本当にこんがらがってきます。

ということで、私はイタリア語の達人でもなんでもないですが、piacereはなるべく避けております。

例えばりんごが好きだはapprezzo le mele.(細かく言えば若干ニュアンスが違い達人には邪道となりますが、無難の方に流れています)君が好きだはti voglio bene.でいいと思います。(または mi piaciを一塊にして覚える)

今回の記事はAtsueigoさんにinspireされて書きました。有難うございます。

Special thanks to Aaròn

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