クリスマスはキリストの誕生日ではない(おそらく)

イタリア文化

クリスマスはイタリア語でNataleといいます。イエスキリストが生まれた日からきています。
しかしながらイエスキリストが12月25日に生まれた、という記載は聖書の何処にも載っていません。(365分の1の確率でそうかもしれませんが)
イタリアでは12月8日はImmacolata Concezioneという重要な日でこの日からクリスマスツリーやpresepioを飾るのがならわしとなっております。
このImmacolata Concezioneは文字通り訳しますと「汚れのない妊娠」キリスト教の世界では「無原罪の御宿り」などと言われています。この祝日は1854年にピウス9世によって制定された(アメリカの感謝祭が制定されたのが1789年なのでそれよりも後です)とのことで、キリスト教信者でない私は、この時やっぱり教皇は12月25日にイエスキリストが生まれたなんて信じていなかったんだなあ、と思ってしまいます。(私見ですがわざわざこの時期にもってきたのはアメリカの感謝祭の影響も少しあるかも)
クリスマスの原型は元々ミトラ教の祭日だったとか、北欧の冬至のお祭りだとか、色々と言われております。
日本のクリスマスはお祭り騒ぎだ、と眉を顰める方もいらっしゃいますが、元々クリスマスはキリスト教とは関係のないよくわからない色々な神様が集まったお祭りなのです。七面鳥を食べるのだってアメリカの開拓者から来た習慣ですし、サンタさんだって元々聖ニコラの伝説をもとにコカコーラが宣伝のため作ったはなしです。(ちなみの日本でチキンを食べるのはKFCの策略によります)

PHOTO grazie! Chinda

コメント

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