ルネッサンスの巨匠と忍者タートルズ

イタリア文化

ルネッサンスの巨匠といえば、Leonardo( 日本ではレオナルド・ダヴィンチと呼ばれるのが普通であるが、イタリアでは単にレオナルドと呼ばれるのが普通)Michelangelo(本名はミケランジェロ・ブオナティだが単にミケランジェロと呼ばれる)、Raffaello(本名はラファエロ・サンツィオ だが単にラファエロと呼ばれる)ということに異論はないであろう。
 では4人目の巨匠は? といわれると考え込んでしまう。日本人はおそらくBotticelli(多くの日本人が知らないことだが、ボッティチェッリというのは本名ではなくあだ名であり、なぜかあだ名の方が後世に残っている。本名はアレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピという。晩年はジローラモ・サボナローラというちょいワルおやじ😓の影響を受け、過去の作品を否定してしまったので、その後しばらくイタリア美術界では忘れられた存在であったのが巨匠とはされない理由であろうか?)という人が多いのではないかと思う、ビーナスの誕生nascità di Venereやプリマベーラprimaveraはイタリアルネッサンス期を代表する絵画であり宣伝などにも何度か目にしたことも多いのではないかと思う。
 でもレオナルドとボッティチェッリの師匠であるベロッキオ、ラファエロの師匠のペルジーノ、偉大な建築家であるフィリッポ・ブルネレスキは、と議論には終わりはない。

ただ意外であるが、アメリカ人には比較的簡単に答えが出るかもしれない。
90年代にアメリカには忍者タートルズという人気アニメがあった。その主人公は亀の形をした忍者なのだが、主人公4人の名前がレオナルド、ラファエロ、ミケランジェロ、ドナテッロなのである。私は美術は疎い方なので、このアニメの前ドナテッロという芸術家は知らなった。Wikipediaによればルネッサンス初期を代表する最重要な芸術家の一人とのことである。個人的なことでいうと、Firenzeに泊まったときのホテルがドナテッロという名前で、かなりいまいちなホテルなのでいい印象がない。😓

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