periodo ipoteticoは英語の仮定法と微妙に違う

イタリア語文法

イタリア語の用法でperiodo ipoteticoというものがありますこれは日本語では仮定文と訳されることが多いようですが、英語の仮定法と微妙に違うので注意が必要です。

periodo ipoteticoは次の3種類に分類されます

1)periodo ipotetico della realà
これは英語では仮定法ではなく条件文に分類されます。イタリア語的にはおそらくありそうな仮定という解釈です。直接法を使います
Se fa freddo, copriti la bocca con la sciarpa. (if it is cold, cover your mouth with a scarf.)

2)periodo ipotetico della possibilità
これは可能性の低い時に使います。’ひょっとしたら’という感じです。基本的には英語の仮定法と同じと思っていいと思います。
Se avessi tempo, andrei al cinema.( if I had time , I’d go to movie theater.)

3)periodo ipotetico dell’irrealtà
これは現在の事実に反して、仮のことを述べる時に使います。英語では2と3をあまり区別しませんが、(私がそう思っているだけかもしれませんが)3はthe仮定法という感じです
Se mi avessi ascoltato prima ,non avresti avuto problemi. ( if you have listened to me, you would not have problems.)

個人的な意見では1は仮定ではないので、仮定文ではなく、英語のように条件文というのが正しいかと思いますが、イタリア語の教科書では上のようになっていますので、その通りに覚えた方が良さそうです。

special thanks to Sharon

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