元は日本料理かもしれないが、海外に渡ってやや違うものとして認識されている食材がいくつかある。例えば麩という食材、イタリア語(英語でも)なんていうのであろうと戸惑うかもしれない,ちなみに辞書を引いてみると
prodotto alimentare a base di glutine di granoとなっている。これは訳といういうより説明のような感じがする。 実は麩は海外ではseitanという名前で知られている。(名付け親は日本人で正しいタンパク質、略して正タン)どちらかというと日本よりも海外で流行しているマクロバイオティックの中心的な食材である。麩は主に小麦粉から作られる食材であるが、小麦粉の中のグルテンというタンパク質が主成分である。日本人はなんとなく麩をパンの日本versionと思っているが、海外の人は麩は代用肉だと思っている。
かまぼこはkamabokoでも、相手が日本調理通なら通じるかもしれないが、一般的にはsurimiという言葉が流通している。ただしイタリアでsurimiというと一般的にカニカマを指すことが多いのでかまぼこはsurimiの一種(un tipo di surimi)というとわかってもらいやすい。
Kombuchaもヨーロッパ圏で使われている言葉であるが、昆布茶ではない、日本で一時期流行っていた紅茶キノコのことであり、海外ではヘルシードリンク(ヤクルトの紅茶版みたいな感じ)として知られている。